【七五三の着物】主な柄の種類やその意味を詳しく解説
お子さまの成長を祝う大切な行事である七五三。その晴れの日を彩る着物には、さまざまな柄が描かれています。華やかな見た目に目が向きがちですが、実は一つひとつの柄には、長寿や繁栄、無病息災など、願いが込められていることをご存じでしょうか。
今回の記事では、七五三の着物によく使われる柄とその意味を詳しく解説します。着物の柄選びにお困りの方はぜひ参考にしてくださいね。
七五三の着物に使われる主な柄とその意味

それでは早速、七五三の着物に使われる主な柄とその意味を紹介していきます。
鶴
鶴は古来より「長寿」を象徴する大変縁起の良い鳥として親しまれてきました。一度つがい(夫婦)になると、一生添い遂げるという習性があることから、鶴の柄には「円満」や「豊かな人生」などの意味があります。
七五三の着物では、翼を大きく広げて優雅に飛び立つ「飛翔鶴(ひしょうづる)」として描かれることが多く、そのダイナミックな姿は主役としての品格のある印象を与えてくれます。
また、鶴の白や赤の色使いは、基本的にどのような色の着物にも美しく映えます。特にお写真では、鶴の羽の白さが光を反射して、お子さまのお顔立ちをより明るく見せてくれるでしょう。伝統的で大人っぽい「正統派」な装いにしたい場合におすすめです。
亀甲
六角形の幾何学模様である亀甲は、その名の通り亀の甲羅の形を由来としています。長寿を象徴する非常に縁起の良い柄です。また、六角形が途切れず繋がる様子から「家運が永遠に続くこと」「良いご縁が途切れないこと」を願う意味も込められています。
落ち着いた知的な印象を与える柄で、伝統的な古典柄の着物を引き締めるアクセントとして、帯や袴のデザインとして使われることも多いです。
鷹
男の子の着物の定番柄のひとつが鷹です。鷹は遠くの獲物を見つける「千里眼」を持っていることから、「物事の本質を見極め、先を見通す力がつくように」という願いが込められています。また、一度掴んだ獲物を決して離さない鋭い爪は、「幸運をしっかりと掴んで離さない」という意味もあります。
背中に大きく羽を広げた鷹が描かれた着物は、後ろ姿の撮影において存在感のある華やかな印象になります。
兜
男の子の成長を願う兜は、大切な頭を守る防具であることから、「災難から身を守る」「強くたくましく育ってほしい」という魔除けと健やかな成長の象徴です。また、兜は武将にとって戦いにおける最も重要な装備であったため、「権威」や「勝利」という意味も含まれています。
力強い角や豪華な装飾が描かれた兜の柄は、5歳の「袴着の儀」という凛々しい節目にぴったりの勇ましさを与えてくれます。
松・竹・梅
お祝い事の代名詞とも言える松竹梅は、厳しい寒さの中でも緑を絶やさず、真っ直ぐに伸びる松と竹、冬の終わりに美しい花を咲かせる梅を合わせて「長寿」や「生命力」「忍耐強さ」の象徴とされています。
七五三の着物では、松竹梅の描かれ方によって印象が大きく変わります。
例えば、着物全体に小さく散りばめられたデザインは、現代的で可愛らしい印象を与えます。3歳の女の子や小さなお子さまの愛らしさをより一層引き立ててくれるでしょう。
一方で、裾の部分から竹が天に向かってスッと伸び、そこへ松や梅が美しく添えられたようなデザインは、立ち姿をすっきりと見せてくれるため、5歳や7歳の少し大人びた節目にもふさわしく、凛とした印象を与えてくれます。
熨斗(のし)
熨斗は、もともと「鮑(あわび)」を薄く伸ばして干した「寿き鮑(むきあわび)」を贈り物に添えていた習慣が由来とされています。鮑は古くから長寿の象徴とされており、そこから転じて、熨斗の柄には「長く続く繁栄」や「末永い幸せ」を願う意味が込められています。
また、たくさんの熨斗を束ねた「束ね熨斗」は、多くの人から祝福を受け、そのご縁を大切にするという意味もあります。流れるような曲線で描かれることが多いため、着物全体に華やかな動きが生まれ、7歳の女の子の装いをより上品で晴れやかな印象にしてくれる柄です。
鼓
雅楽などで使われる楽器の鼓は、その音が美しく響き渡ることから、「幸せなことがあちこちに鳴り響くように」「周囲の人々を魅了するような美しい人になってほしい」という願いが込められています。
また、「鳴る」を「成る」とかけて「物事がうまく成し遂げられる」という成功への祈りも託されています。華やかな紐が一緒に描かれることが多く、女の子の着物をより優雅で躍動感のある印象にします。
御所車
御所車は、かつて平安貴族が移動に使っていた牛車(ぎっしゃ)のことで、富と華やかさを象徴する柄です。格式高い「古典美」を象徴する模様であり、多くの幸せが運ばれてくるようにという「幸福の到来」への願いが込められています。
着物のメインの柄として大きく描かれることが多く、車輪の周囲に四季折々の花々があしらわれるのが特徴です。華やかさと気品を兼ね備えた印象を与えるため、晴れの日の装いにふさわしい柄とされています。
花柄(桜・菊・牡丹など)
花柄は、七五三の着物の中でも特に人気の高いモチーフです。それぞれの花には、古くから大切にされてきた意味が込められています。
・桜:日本を象徴する花で、春の訪れや新しい門出を祝う意味
・菊:薬草として用いられてきたことから、不老長寿や無病息災の象徴
・牡丹:「百花の王」と呼ばれ、その豪華な姿から高貴さや富貴を表す
そうした花々が描かれた着物は、晴れの日にふさわしい華やかさを演出します。七五三では、お子さまの健やかな成長や明るい未来を願う意味を込めて選ばれることが多い柄です。
蝶
幼虫からサナギ、そして美しい羽を持つ成虫へと劇的な変化を遂げる蝶は、「健やかな成長」や「美しく羽ばたく姿」を象徴しています。また、その優雅に舞う姿から、女性の幸福を願う柄としても古くから愛されてきました。
ひらひらと舞う蝶の姿は、着物全体に動きと可愛らしさをプラスしてくれます。可憐で優しい雰囲気のお子さまにおすすめの柄です。
まとめ

今回の記事では、七五三の着物に描かれる代表的な柄の種類とその意味をご紹介しました。一つひとつの柄に込められた願いを知ることで、衣装選びの時間も思い出のひとつになるでしょう。
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