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七五三(753)

七五三に欠かせない千歳飴の由来とは

七五三では、小さな子どもたちが千歳飴の長い袋を持って歩いている姿が愛らしいですが、この千歳飴の由来についてはあまり知られていません。

千歳飴は何から始まったのでしょう。そして千歳飴はどこでどのようにして手に入れるものなのでしょう。

ここで七五三に欠かせない千歳飴について、知っておきたい由来や入手方法についてご紹介します。

七五三に欠かせない千歳飴の由来とは

七五三に欠かせない千歳飴とは

千歳飴とは、その名のとおり「飴」です。ただの飴ではなくその長さが特徴です。千歳飴の長さは最長1メートルまでと決められており、太さも15ミリという制限があります。

そして、飴は伸ばすとどこまでも伸びていくことから、長寿を連想させる縁起物されています。

千歳飴は同じ大きさの紅白の飴が2つセットで袋に入れられているものです。紅白の2色は、縁起の良いカラーとして知られており、見た目にもおめでたい印象を与えます。

七五三には、この長い飴を食べることで「細く長く」そして「粘り強く」いつまでも元気で健やかに成長しますようにと祈願する意味があります。

千歳飴の由来とされる2つの説

千歳飴は七五三に欠かせないものとなりましたが、この千歳飴の起源はどこにあるのでしょう。ここで千歳飴の由来についてご紹介します。

千歳飴の由来には諸説ありますが、有名なものとしてはここで紹介する2つです。

■浅草の「千年飴」

ひとつ目の説は浅草寺発祥です。浅草寺の飴売りをしていた七兵衛が、紅白の飴を「千円飴」というネーミングで売り歩いていたのが始まりです

。千年という言葉が長寿をイメージさせる縁起の良いものであったため、「長生きできる」「健康でいられる」というご利益があると話題になりました。

そのうち、千年飴が千歳飴という名前に変わり、今の七五三で使用されている千歳飴の由来になったそうです。

■大阪の「千歳飴(せんざいあめ)」

2つ目の説は大阪発祥です。大阪の平野甚左衛門さんが、江戸の境内で飴を売り始めたのが始まりと言われています。

このとき千歳飴は「せんざいあめ」と読まれており、その飴を食べれば千歳まで生きられるとして人気を集めました。

長寿の飴として有名になったこの飴はのちに今と同じ「ちとせあめ」と呼ばれるようになり、七五三に欠かせないものとなったそうです。

■2つの説に共通する長寿を願う気持ち

これら2つの説はどちらも有名ですが、どちらにも共通して言えることは「長寿を願う気持ち」があることです。

千歳飴の「千歳」という言葉は、長寿やおめでたいことをイメージさせるとても縁起の良い言葉です。

「長い千歳飴を食べて、健康ですくすく育ち千歳まで生きられますように」という思いのこもった千歳飴は、親から子どもへの思いのこもったプレゼントでもあります。

七五三の千歳飴の準備はどこでするべきか

七五三に欠かせない千歳飴を準備しようと思うとき、「そういえばどこで入手できるものなのかしら」と疑問に思う人も多いでしょう。千歳飴は本来、神社や仏閣で七五三の祈祷をお願いした際に授与品としてもらうものです。

ただ、近年では七五三のために神社に出向いてもすべての人たちが祈祷をお願いするとは限りません。お参りだけで終えるケースも多いため、この場合は千歳飴がもらえないことになります。その場合はどうすれば良いのでしょうか。

多くの神社には千歳飴が販売されていて、祈祷をお願いしない場合には神社での購入が可能です。中には神社で販売されていない場合もあるため、その場合はスーパーやデパートにて購入しましょう。神社の千歳飴は祈願された品であるため、スーパーなどで購入するよりも割高になります。

ですが、子どもの成長における節目のお祝いであることを考えれば、神社で販売されている祈願後の千歳飴を選びたいと考える両親が多いです。

千歳飴の袋に描かれた縁起物

千歳飴の袋には、キャラクターなど子どもが好むデザインが描かれていることもありますが、神社や仏閣で購入した千歳飴には基本的に縁起物が描かれています。

日本で縁起物と言えば「松竹梅」や「鶴」や「亀」です。これらが華やかに描かれている千歳飴の袋はとても華やかで見栄えが良いものです。

七五三では、子どもの記念撮影をするのが一般的ですが、その際にもぜひ千歳飴を持たせて写真撮影をされると良いでしょう。

千歳飴を食べきれないときには

千歳飴は長いです。さらに2本入りなので、子どもが食べるにはあまりにも量が多いのが難点です。近頃では子どもが口にするものに細心の注意を払う親御様も多く、あまり砂糖を大量に摂取させたくないと考えるケースもあるでしょう。

千歳飴は子どもが食べきるにはかなりの時間がかかってしまい、どうしても最終的に食べきれず残ってしまうことが多いものです。

とは言え、子どもの成長祈願の意味を込めた縁起物なので捨てることもできず、どうしていいか悩んでしまう親御様も多いでしょう。

このような場合には、千歳飴をうまく使い切る方法を考えましょう。食べきれないときには、小さくカットして料理に混ぜ込んだりドリンクに混ぜたりするのがおすすめです。子どもの成長を願う意味が込められた千歳飴です。家族皆ですべてを食べきれるように工夫しましょう。

まとめ

七五三に千歳飴は欠かせません。千歳飴の歴史は古く、その昔から「長寿祈願」の意味をもつ縁起物だったことがお分かりいただけたでしょう。

七五三のときに食べた千歳飴の味は、大人になってもうっすらと記憶に残っているもの。愛するわが子にも千歳飴に込められた意味を伝えてあげられると素敵です。

・千歳飴の由来はどちらも「長寿祈願」の飴である「千年飴」と「せんざいあめ」だった
・千歳飴は伸ばせばどこまでも伸びることから「健やかな成長」を意味するものになった
・千歳飴は食べきれなくても家族皆で一緒に使い切るようにするのがおすすめ

これで千歳飴の由来や、千歳飴についてのさまざまな知識が増えたことでしょう。

七五三には健やかな成長を祈願する意味を持つ千歳飴をわが子に贈り、家族皆の思い出に残る素敵なひとときを過ごしましょう。

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