【5歳・七五三】着物の着付けで必要なもの・手順などを解説
七五三は、お子さまの健やかな成長を祝う、家族にとって大切な節目となる行事です。
特に5歳の男の子は羽織袴を着るのが一般的で、きちんとした着付けの準備が必要になります。
「自分で着付けできるのだろうか?」「着付けで必要なものは?」と悩む親御さんも多いのではないでしょうか。
本記事では、5歳・七五三の着物の着付けに必要なものや手順、注意点をご紹介します。
5歳・七五三の着付けは自分で(親が)できる?
5歳の七五三で着る羽織袴は、普段の洋服とは全く構造が異なるため、初めて挑戦する親御さんにとってはやや難しく感じられるでしょう。 特に袴の腰板を当てる位置や、角帯を緩まないように結ぶ方法は慣れが必要で、少しの手加減で形が崩れてしまうこともあります。七五三当日は準備や移動で慌ただしく、ゆっくり支度をする時間が取れずに、思うように仕上がらないこともあります。 一方で、必要な小物をしっかりと準備し、あらかじめ手順を理解しておけば、自宅で親御さんが着付けを行うことも可能です。 実際に「事前に練習を重ねたことで、当日は落ち着いて支度ができた」というご家庭もありますし、その経験が思い出の一部となる場合もあるでしょう。 反対に「想像以上に複雑で、途中で崩れてしまったため外部に依頼した」という例もあり、ご家庭によって結果は様々です。 事前に手順を確認し、必要な時間や手間を踏まえて、自分で着付けできそうか、それとも外部に依頼すべきかを判断すると良いでしょう。
【5歳・七五三】着物の着付け方

七五三の羽織袴は一見複雑ですが、準備するものと基本の流れを押さえておけば落ち着いて着付けができるでしょう。 ここでは、着付けに必要なアイテム、実際の手順、ポイントや注意点をご紹介します。
準備するもの
5歳の男の子の羽織袴に必要なアイテムは以下の通りです。 事前に揃えておくことで、当日の着付けがスムーズになります。 最近は「七五三着物セット」として一式をレンタルできるサービスも多く、初めて七五三を迎えるご家庭でも安心して準備を進められます。
- 着物(長襦袢と羽織)
- 袴
- 羽織紐
- 半衿(長襦袢に縫い付けておくと安心)
- 腰紐(4〜5本程度)
- 伊達締め
- 帯(角帯)
- サスペンダー(袴の着崩れ防止用)
- 草履・足袋
- 扇子・懐剣・お守りなどの小物
着付けの流れ
- 長襦袢を着せる
下着の上から長襦袢を着せ、腰紐で軽く結びます。衿がきれいに重なるように注意します。
- 着物を着せる
着物を羽織らせ、腰紐で固定します。衿のラインが首元で自然に揃うように整えましょう。
- 帯を結ぶ
帯は角帯を使用します。後ろでしっかりと結び、緩まないように注意します。
- 袴をつける
袴の裾がくるぶしにかかる位置を確認し、前紐を帯の上から回して背中で交差させます。
次に後ろ紐を前に回し、帯の上でしっかり結びます。腰板が背中にしっかり当たるように調整し、お守りはこのタイミングで後ろ紐に通して結び付けると良いでしょう。袴はサスペンダーで軽く固定しておくと、長時間のお参りでも崩れにくく安心です。
- 羽織を着せる
羽織を着せて羽織紐を前で結びます。紐の長さを整え、胸元が美しく見えるように調整しましょう。
- 小物を合わせる
懐剣は帯と袴の間の左側に差し込みます。扇子は懐剣の隣か、手に持たせても良いでしょう。
最後に草履を履かせて全体を整えれば完成です。
ポイント・注意点
着付けを進めるうえでは、いくつか気をつけるべき点があります。 まず大切なのは、着物や袴のサイズが体型に合っているかどうかです。大きすぎたり小さすぎたりすると着崩れしやすく、歩きにくさの原因にもなります。事前に試着をして丈や身幅を確認しておくと安心でしょう。 また、当日は支度の時間に余裕を持つことが欠かせません。初めての場合は、着付けに1時間以上かかることもあるでしょう。さらに、5歳の子どもは集中力が続きにくいため、着付けの間じっとしていることが難しい場合もあります。 お気に入りのおもちゃを持たせたり、動画を見せたりして、退屈しない工夫をしておくと良いでしょう。 そして最後に意識したいのは、無理に完璧を目指さないことです。 プロのような仕上がりでなくても、清潔感があり動きやすい状態になっていれば十分でしょう。 写真館やフォトスタジオで撮影する場合には、現地で最終的に整えてもらえる場合も多いため、あまり気負わずに準備すると良いでしょう。
七五三の着物の着付けはどこに依頼する?

七五三で羽織袴や振袖をきれいに着こなすためには、しっかりとした着付けが欠かせません。 しかし、帯や紐の扱いは複雑で、初めての方が自宅で行うのは大変です。 不安がある方は外部に依頼するという選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。 主な依頼先には、次の4つがあります。
- 美容室
七五三シーズンに合わせて着付けに対応している美容室は多くあります。
ヘアセットと合わせて依頼でき、兄弟姉妹やママの支度も同じ場所で整えられるため効率的となるでしょう。秋は成人式の前撮りや結婚式シーズンと重なり混雑しやすいため、予約は早めにしておくと良いでしょう。
- 貸衣装店
レンタルと同時に着付けを依頼できるのが利点となります。
帯や小物を衣装に合わせて揃えてもらえるため、統一感のある仕上がりとなるでしょう。 撮影を別の場所で行う場合は、移動中の着崩れを防ぐためにタクシーを利用するなど移動方法を工夫しておくと安心です。
- 出張着付けサービス
自宅で準備ができるため、小さなお子さまを連れて移動する負担がありません。
慣れた環境で支度できるので、お子さまが落ち着きやすい点も魅力となります。 ただし、担当者によって技術やサービスに差がある場合もあるため、口コミや事前の打ち合わせで確認しておくと良いでしょう。
- フォトスタジオ
着付けと撮影を一箇所で済ませられます。
経験豊富なスタッフが短時間で支度を整えてくれるため、お子さまの負担が少なく、スムーズに撮影へ進める点も魅力です。衣装レンタル・着付け・撮影がセットになったプランを選べば、準備の手間や費用の負担も軽減できるでしょう。
ハピリィフォトスタジオのサービス
ハピリィフォトスタジオでは、七五三の着物の着付けサービスを行っています。 経験豊富なスタッフが担当しており、帯の締め具合や袴の形も美しく整え、お子さまが動いても着崩れしにくいよう仕上げているため、安心して一日をお過ごしいただけます。 伝統的な紋付き袴から華やかな色柄まで揃っているため、お子さまの体型や好みに合わせて最適な一着をお選びいただけるでしょう。 女の子の着物も同様に幅広い種類があり、ご兄弟や姉妹でのコーディネートも楽しめます。 また、着付け後すぐに撮影を進められるため、移動や待ち時間がありません。スタジオ内には多彩な背景や小物が用意されており、和の雰囲気からナチュラルなシーンまで幅広く撮影できます。 お子さまの集中力が切れにくく、自然な笑顔を写真に残せるのも大きな魅力です。 「自分でやるのは不安」「当日を安心して迎えたい」というご家庭には、着付けから撮影までを任せられるハピリィフォトスタジオがぴったりです。 一生に一度の七五三を、思い出深い一日にしていただけるよう、スタッフ一同で丁寧にサポートしています。 七五三撮影の詳細はこちら
まとめ

5歳の七五三で羽織袴を着こなすためには、事前の準備や着付けの手順を理解しておく事が大切です。 自宅で親御さんが着付けを行う場合、練習を重ねればそれも思い出深い体験となるでしょう。 ただし当日は慌ただしく、帯や袴の結び方が崩れてしまう事もあり、外部に依頼した方が安心かもしれません。 美容室や貸衣装店、出張着付けサービスなど依頼先は様々ですが、着付けと撮影を一度に済ませたいご家庭にはフォトスタジオが便利です。 七五三という大切な節目を、私たちハピリィフォトスタジオが心を込めてお手伝いしています。 お気軽にお問い合わせください。

