寒中見舞いで七五三写真を入れるのはあり?マナーや注意点は?
七五三で撮影した写真を年賀状に入れて、親戚や知人に七五三祝いを知らせることはよくあります。
では、寒中見舞いに七五三の写真を入れるのはありなのでしょうか。
「寒中見舞いのマナーって?」という方のために、本記事では寒中見舞いとは何か、寒中見舞いにはどのようなマナーがあるのかなど、基本的なことから解説していきます。
寒中見舞いとは?
まず、「寒中見舞いとは何か」から解説していきます。
寒中見舞いは、相手のことを気遣ったり、自分の近況を伝えたりする季節の挨拶状です。もともと暑中見舞いと同じように、寒さの厳しい時期に出す季節のお便りでした。
季節のお便りですので、「新年のお祝い」という意味を持っていないのが寒中見舞いの特徴です。
そのため賀詞(「謹賀新年」「あけましておめでとうございます」などのお祝いの言葉)を入れることはしません。
この特徴を生かして、最近では「喪中で年賀状が出せない」という時に年賀状の代わりとして寒中見舞いを出したり、松の内(1月1日から1月7日まで)に出せなかった年賀状のお礼を寒中見舞いとして送ったりすることが多くなりました。
また、相手が喪中の時のお悔やみの気持ちを伝える時にも、寒中見舞いが用いられています。
寒中見舞いで七五三の写真を入れるのはあり?

次に、「寒中見舞いに七五三の写真を入れるのはありなのか」について考えてみましょう。
ポイントは、寒中見舞いを出す状況と相手との間柄です。
●相手が喪中の場合
相手が喪中の場合は、基本的に七五三写真を入れないようにしましょう。
たとえ寒中見舞いであっても、「お祝い」という感じが伝わる七五三の写真を入れるのは適切ではありません。
特に、親戚や上司など、目上の方や年長者の方に寒中見舞いを送る場合、七五三の写真を入れるのは避けましょう。
また、知人などの身近な人に送る場合でも、「マナー違反」と捉えられる恐れもありますので、七五三の写真を入れた寒中見舞いを送るのはおすすめできません。
●自分が喪中の場合
自分が喪中の場合は、相手との間柄が重要になります。
年賀状を送らない場合、多くは「喪中はがき(年賀欠礼状)」を送りますので、そもそも寒中見舞いを出す機会がないでしょう。
一方で、よく知っている間柄の相手には「近況報告をしたい」という場合もあるかもしれません。
その場合には、喪中はがきを出しつつ、寒中見舞いで七五三の写真が入ったはがきを送る方法もあります。
また、喪中はがきを送っていない人から年賀状が届くことも考えられますが、この場合は七五三写真を入れずに寒中見舞いを出すべきでしょう。
●単に寒中見舞いとして出す場合
喪中とは関係なく、単に冬のお便りとして寒中見舞いを出すなら、七五三写真を入れても問題ありません。
例えば、松の内に年賀状を送ることができず、年賀状のお礼として寒中見舞いを送る場合は、ぜひ七五三の写真を入れて近況報告をしましょう。
その場合は、新年の挨拶が遅れたことのお詫びの言葉を添えつつ、無事に七五三を迎えられたことを報告すると良いですね。
寒中見舞いの基本マナー

最後に、寒中見舞いを出す際の基本的なマナーについて確認します。
「寒中見舞いの書き方が分からない」という方は、ぜひ文例を参考にしてください。
適切な時期
寒中見舞いは、小寒(1月6日頃)から立春(2月4日頃)にかけて、相手を気遣い、自分の近況を報告するために出す挨拶状です。
ただ、松の内(1月7日まで)は年賀状を出すのが一般的なため、実際には1月8日から立春にかけて出すのが通例になっています。
年賀状のお礼として寒中見舞いを出すなら、松の内が明けてからできるだけ早く相手に届くようにポストに投函しましょう。
文面・例文
寒中見舞いを書き慣れている方はほとんどいないと思います。
文面で困ったら、ぜひ以下の構成・例文を参考にしてみてください。
●冒頭の挨拶
まずは、寒中見舞いの定型の挨拶を書きましょう。
例
「寒中お見舞い申し上げます」
「寒中お伺い申し上げます」
●お見舞いの言葉
寒さが厳しい時期に、相手を気遣う言葉を添えましょう。
年賀状のお礼として出す場合は、新年の挨拶をいただいたことに対する感謝・お詫びの言葉も添えると丁寧です。
例
「寒さが厳しいこの頃ですが、みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか」
「酷寒の候 いかがお過ごしでいらっしゃいますか」
「厳しい寒さが続いていますがみなさまにおかれましては良いお年をお迎えられたことと存じます ご丁寧に新春のご祝詞をいただき誠にありがとうございました」
「毎日寒い日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか
新年のご挨拶が遅れてしまい誠に申し訳ございませんでした」
●近況報告
七五三の写真を入れる場合は、七五三にちなんだ近況報告を書き加えましょう。
例
「おかげさまで 娘も無事に7歳の七五三を迎えることができました」
「我が家では 息子が5歳娘が3歳の七五三を迎え二人とも一回り大きく成長したように感じております」
「早いもので小さかった息子も5歳を迎え無事に七五三祝いを執り行うことができました」
●結びの挨拶
最後に、結びの言葉を添えましょう。
例
「みなさまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます」
「寒い日が続きますので風邪など召されませぬようくれぐれもご自愛ください」
「引き続きご指導とご鞭撻を賜りますよう何卒お願い申し上げます」
「本年もどうぞよろしくお願い申し上げます」
以上の4つを踏まえて、七五三写真を入れた寒中見舞いの例文がこちらです。
「寒中お見舞い申し上げます
寒さの厳しいこの頃ですが みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか
ご丁寧に新春のご祝詞をいただき 誠にありがとうございました
おかげさまで 娘も無事に7歳の七五三を迎えることができました
寒い日が続きますので風邪など召されませぬよう くれぐれもご自愛ください
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます」
七五三の写真を撮影するなら

ここまで、寒中見舞いで七五三写真を入れるのは基本的に問題ないことや、寒中見舞いの書き方について説明してきました。
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※1 神道において忌中(故人が亡くなってから四十九日の法要まで)は七五三をはじめとしたお祝い事は控えるのが通例で、「鳥居をくぐってはいけない」と言われています。
まとめ

寒中見舞いで七五三写真を入れるのは問題ありませんが、喪中の場合は控えるのがマナーです。
また、「寒中見舞いの書き方が分からない」という方は、本記事でご紹介した文面を参考にして寒中見舞いを書きましょう。
寒中見舞いは、寒い時期に相手を気遣う日本の文化です。
素敵な七五三写真を添えて、寒い時期にも心温まるメッセージを送りましょう。

