3歳・七五三の着物を購入する際のポイント・注意点を解説
七五三は、お子さまの健やかな成長を祝う大切な行事です。3歳の七五三では、初めて着物を着るというお子さまも多く、ご両親も特別な気持ちになるでしょう。
そのため、お子さまの七五三用の着物の購入を検討されている親御さんも多いのではないでしょうか?
今回の記事では、3歳の七五三で着物を購入する場合の選び方や注意点などを解説します。
3歳・七五三の着物はどこで購入する?

「七五三の着物はどこで購入できるのか?一般的にどこで購入されているのか」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。
主な購入方法としては、「専門店」「オンラインショップ」「リサイクルショップ・フリマアプリ」があります。
それぞれのメリットやデメリットを紹介します。
専門店
百貨店の着物売り場や、ファミリー向けのショッピングモールに入っている呉服店などでは七五三用の着物を扱っていることも多いです。専門店であれば、相談しながら、サイズや、帯、被布、小物との組み合わせを選ぶことができます。試着もできるので、お子さまにぴったりの着物を見つけることができるでしょう。
ただし、専門店では高級な価格帯の着物が多い傾向にあり、接客を受けると断りにくく、相談したら購入しなければならないというプレッシャーを感じてしまう方もいるでしょう。そのような方は、事前にお店のホームページなどでデザインや価格帯を確認してから来店するのがおすすめです。
オンラインショップ
七五三の着物を取り扱っているオンラインショップもあり、最近では、ネット経由で購入する方も多いです。デザインや価格を比較しやすく、価格帯や色、サイズなどを絞り込んで検索ができるのがメリットです。
ただし、基本的に着物・被布・小物がセット販売で、自分で組み合わせて選べないことが多い点には注意する必要があります。また、実物を手に取ることができないため、実際に手にした際に、色味や質感がイメージと違ったということも起こり得ます。
また、オンラインショップで販売されているものでも、取り寄せになることもありますので、余裕を持って購入することが大切です。
リサイクルショップ・フリマアプリ
3歳の七五三で着る着物は、サイズアウトが早く、1度しか着用していないというケースも多いので、リサイクルショップやフリマアプリで、思わぬ掘り出し物が見つかることもあります。中古でも状態の良い着物も多く、新品と比べてリーズナブルに購入できるのがメリットです。
ただし、シミやほつれがあることもあるので、事前にしっかりとチェックする必要があります。また、フリマアプリなどでは、サイズの詳細や、身長や体格まで記載されていないこともあり、サイズ選びは難しくなります。フリマアプリを利用する場合には、問い合わせに親切に対応してくれる出品者から購入するのが理想です。
3歳・七五三の着物を選ぶ際のポイント

ここでは、3歳の七五三の着物を選ぶときのポイントを、男の子と女の子に分けて紹介します。
男の子の場合
男の子の場合、3歳、5歳ともに羽織袴を着るのが定番ではありますが、3歳のときにだけ着ることができる被布を選ぶケースも多いです。3歳では被布、5歳では羽織袴にすると、2パターンの着物を楽しむことができます。
被布の場合は、ふわふわした素材の兵児帯で着付けるため、締め付け感がなく、比較的快適に過ごすことができ、3歳ならではのあどけない可愛らしさを際立たせることができるでしょう。また、好みにもよりますが、色はかわいらしさを引き立てることができる、白や水色などの淡いカラーがおすすめです。
なお、羽織袴と被布ではサイズの測り方が異なるので注意しましょう。
羽織袴の場合は、着丈(首の付け根からくるぶしまでの長さ)、裄丈(衿の中央から袖の先までの長さ)、袴丈(袴の前紐の下から裾までの長さ)を測ります。被布の場合は、袴丈は不要になるので、着丈と裄丈を測ります。
女の子の場合
3歳の女の子の七五三では、被布を着るのが一般的です。被布の丸みを帯びたシルエットは、3歳ならではの可愛さを引き出してくれます。
女の子の着物には、「美しく気品がある女性に育ってほしい」「健康で長生きしてほしい」「幸せになれますように」「良縁に恵まれるように」という願いが込められた、桜・梅・菊・牡丹・蝶・鞠・御所車・花車・束ね熨斗・貝桶・扇などの柄が定番です。
3歳ならではのかわいらしさを引き立てる柄を選びましょう。また、被布の色は着物と同じにしてしまうと、ぼやけた印象になってしまうため、着物に入っている柄の色にしたり、全く同じではない同系色を選ぶのがおすすめです。
着物を購入する際の注意点
着物を購入する場合、着用後のお手入れ、保管、定期的なメンテナンスが必要になることを頭に入れておく必要があります。
着物は湿気や直射日光に弱く、保管状態によっては変色やカビ、シミなどが発生してしまう繊細な衣類です。特に絹などの天然素材を使用した高額な着物ほど、環境の影響を受けやすく、適切に管理しなければわずか数年で劣化してしまうこともあります。
保管の際は、通気性の良い桐箪笥や専用の着物収納ケースを使用し、湿気の多い時期には防湿剤を入れるなど、定期的な点検と手入れが欠かせません。着用後はすぐにたたまず、陰干しして湿気を取り除くことも重要です。美しい状態を長く保つためには、購入後の「管理の手間も含めて着物を持つ」という意識を持つことが求められます。
そうした手間や管理が面倒に感じる場合には、購入するのではなく、レンタルを検討したほうが良いでしょう。
まとめ
3歳の七五三は、多くのお子さまが初めて着物を着用する機会であり、ご両親にとっても特別な行事ですので、着物の購入を検討する方も多いのでしょう。
着物を購入する際には、専門店やオンラインショップ、フリマアプリなどの特徴やメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。
なお、準備や費用、購入後のメンテナンスなどの負担を減らしたい場合には、レンタルがおすすめです。七五三では写真撮影をするのが一般的ですので、写真館やフォトスタジオで着物レンタルと写真撮影をするのがおすすめです。
ハピリィフォトスタジオでは、七五三撮影用の着物はもちろん、お参り用着物もお得にレンタル可能です。撮影プランには、洋装レンタル・着付け・ヘアメイク・家族写真撮影も含まれ、2万円台からご利用いただけます。
「3歳の七五三で着物を購入するか、レンタルにするか迷っている」という場合も、ぜひお気軽にご相談ください。お子さまの特別な1日が、素敵な思い出になるようにサポートいたします。
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