【お宮参りの服装】洋装の選び方と注意点!赤ちゃん・ご両親など
お宮参りは、赤ちゃんの誕生を産土神(うぶすながみ)に報告・感謝するとともに、これからの健やかな成長を祈願する日本の伝統行事です。
神社やお寺にお参りする大切な儀式のため、マナー違反にならないように服装にも気を付ける必要があります。
本記事では、お宮参りにふさわしい洋装の選び方や注意点を解説しますので、ぜひ衣装選びの参考にしてください。
お宮参りの服装で洋装を選ぶ人は多い?
お宮参りは、日本の伝統的な行事であることから、着物をイメージする方も多いのではないでしょうか。
実際、赤ちゃんに祝い着を掛けることを考えて、衣装のバランスを取るために和装を着用するママもいらっしゃいます。
しかし、近年は、着物を着る方よりも洋装を着る方が多くなりました。
着物よりも洋装を選ぶ理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- ●そもそも着付けができない
- ●着物を購入したりレンタルしたりするのに費用がかかる
- ●着物だと授乳が大変
- ●帯を締めたり、着付けに時間がかかったり、ママに負担がかかる
- ●洋装に比べて足捌きが悪い
- ●赤ちゃんにはベビードレスを着せたい
- ●洋装の方が家族みんなで統一感のあるコーディネートができる
- ●足元が悪い日に歩くのが大変
- ●洋装の方が体温調整しやすい
このような理由から、今では和装よりも洋装を選ぶ人の方が多くなっています。
【お宮参りの服装】洋装の選び方
お宮参りにふさわしい洋装とは、どのような服装でしょうか。
赤ちゃん・ママ・パパ・きょうだい・祖父母別に、衣装や注意点を解説します。
■赤ちゃん
お宮参りの主役である赤ちゃんには、1番おしゃれな衣装を着せてあげましょう。
洋装で定番なのは、セレモニードレスとも呼ばれる白いベビードレスです。
祝い着の代わりには、アフガンというおくるみを着用したり、ケープを羽織ったりします。
お宮参りが暖かい季節なら、ベビードレスだけという方もいますので、赤ちゃんの体調や当日の気温を踏まえて衣装を決めると良いですね。
反対に、寒い時期であれば帽子付きや襟付き、長袖のデザインを選びましょう。
退院の時に購入したベビードレスがあれば、それを使い回しても大丈夫です。
ベビードレスではなく、きれい目なロンパースを着用することもあります。
フォーマル感のある白いロンパースが主流ですが、女の子なら淡いピンク色のドレス風のロンパース、男の子なら蝶ネクタイもセットになったスーツ風のロンパースなども人気です。
帽子やスタイなどを活用しておしゃれ度をアップさせるのも素敵ですね。
また、ロンパースでありながら袴風のもの、着物柄のものもあり、こちらも人気があります。
「赤ちゃんだけでも和装をさせたいけど手間をかけたくない」という方には、袴ロンパースがおすすめです。
いずれの場合も、赤ちゃんの肌に優しいガーゼなどの素材を使った布地を選んだり、季節に合わせて通気性や保温性に優れた素材を選んだりすることが大切です。
<チェックポイント>
- ●セレモニードレスやロンパースが人気
- ●アフガンやケープ、帽子などのアイテムを活用する
- ●通気性や保温性など、季節に合った素材を選ぶ
- ●赤ちゃんにとって着心地が良く、肌に優しい素材を選ぶ
■ママ
ママの洋装では、フォーマルなワンピースやセレモニースーツが定番になっています。
赤ちゃんのお世話をするため、動きやすいデザインを選ぶことが大切です。
また、少しカジュアルに寄せる場合でも、上品で清潔感のあるスタイルになるように心がけましょう。
ネイビーやグレーなどの落ち着いた色は1年中着まわすことができるので便利です。
春にはパステルカラー、夏にはライトトーン、秋にはオータムカラー、冬にはダークカラーなど、季節に合わせたカラーコーディネートをするとおしゃれ感がアップしますよ。
夏はキャミソールタイプのワンピースを着ることがあるかもしれませんが、参拝時やご祈祷を受ける時は上に1枚羽織るのがマナーになっていますので、カーディガンやジャケットを持って行くようにしてください。
また、冬もご祈祷を受ける時はコートを脱ぐのがマナーですので、中に着込んでいくと良いですよ。
<チェックポイント>
- ●フォーマルなワンピースやセットアップスーツが人気
- ●ミニスカートやノースリーブ、素足などの露出の高い服はNG
- ●歩きやすいようにヒールの低い靴を選ぶ
- ●赤ちゃんを傷付ける恐れのあるブローチやコサージュは身に着けない
- ●授乳しやすいデザイン(授乳口付きのタイプなど)を選ぶ
- ●体に負担がかからないゆったりしたデザインを選ぶ
- ●暑い時期でも、ご祈祷を受けるときは上に1枚羽織るのがマナー
- ●赤ちゃんよりも目立たない服装にする
■パパ
パパの洋装は、スーツが定番です。
ママがフォーマルなワンピースやセレモニースーツの場合は、パパもフォーマルスーツにしましょう。
フォーマルスーツと言っても、ブラックスーツだと赤ちゃんやママと服の格が揃いません。
ダークネイビーやチャコールグレーなどのダークスーツを着用すると良いですよ。
シャツは、白か淡い色を選びましょう。
ネクタイも、赤ちゃんやママの服装に合わせたカラーを選ぶと、全体としてご家族の統一感が出るのでおすすめです。
例えば、赤ちゃんが淡いピンクのベビードレスを着ている場合は、パパのネクタイもピンク系にしたり、ママが秋色のコーディネートをしているなら淡い黄色やモカ系の色のネクタイを着用したりすると良いでしょう。
あまり色や柄が派手でないものを選ぶようにしてください。
ママの衣装がカジュアル寄りの場合は、ビジネススーツでも十分です。
お宮参りではご家族で記念撮影をするでしょうから、ご家族の統一感を意識してコーディネートしてみましょう。
<チェックポイント>
- ●ダークスーツが基本のスタイル
- ●ネクタイでお祝いの雰囲気を出す
- ●ノーネクタイはマナー違反
- ●赤ちゃんやママとテイストを合わせる
- ●夏でもご祈祷を受けるときはジャケットを着用する
- ●寒い時期はベストやセーターを着たり、コートを合わせたりする
■きょうだい
赤ちゃんにお兄さんやお姉さんがいる場合は、一緒にお宮参りに行くことになると思います。
ごきょうだいも、フォーマルに近い洋装を選んであげましょう。
制服がある幼稚園や小学校に通っている場合は、制服で大丈夫です。
もし、普段履いている靴が汚れているようであれば、靴だけでも新調することを検討してみてください。
足元まできれいにすることが、参拝時のマナーです。
制服がない場合は、フォーマルに近い服を着用することになります。
入園式や入学式に着る衣装をイメージすると分かりやすいでしょうか。
基本的には、赤ちゃんやご両親の服装に合わせた衣装にしましょう。
男の子なら、「紺のボトムス+白いシャツ+ジャケット+ローファー」を基準としたスーツスタイルが定番です。
季節によっては、白いポロシャツ、紺のベスト、セーターなども衣装の候補になります。
女の子なら、「ワンピース+ブラウス+ボレロ+ワンストラップシューズ」を服装選びの基準にしてみてください。
「スカート+ジャケット」のセットアップスタイルも良いですね。
<チェックポイント>
- ●制服があれば制服で、なければフォーマルに近い衣装にする
- ●足元まできれいにするのがマナー
- ●赤ちゃんより目立たないように落ち着いた色味にする
- ●夏でも、ショートパンツやタンクトップなどの露出の多い服は避ける
■祖父母
祖父母の場合は、ママとパパに準じた服装にすれば問題ありません。
つまり、祖母はフォーマルなワンピースやスーツスタイル、祖父はダークスーツを着用すると良いでしょう。
また、両家揃ってお宮参りをする場合は、相手方とのバランスも考えておいた方が無難です。
心配な場合は、事前に相談しておくことをおすすめします。
ご家族みなさんが統一感のある服装になるように気を付けましょう。
赤ちゃんを抱っこすることもあるかもしれませんので、祖母はブローチやコサージュは身に着けないこと、動きやすい服装を選ぶことなどに気を付けてくださいね。
<チェックポイント>
- ●ママとパパとテイストを合わせる
- ●両家のバランスを考える
- ●祖母は、赤ちゃんを抱っこする際に傷付ける恐れのあるブローチやコサージュは身に着けない
- ●赤ちゃんより目立たないように落ち着いた服を選ぶ
お宮参りの洋装に合うママの髪型
次にお宮参りの洋装に合うママの髪型について紹介します。
お宮参りでは、清潔感や品がある髪型が望ましいと言えます。
髪の色は明るすぎない方が良いですし、大きな髪飾りなども似つかわしくありません。
赤ちゃんを抱っこした時に髪が邪魔にならない、上品に見えるということから、アップスタイルにする髪型が人気です。
ショートヘアなら、軽くスタイリングするだけでも大丈夫ですが、コテを当てて軽く流れをつけたり、ハーフアップにしてヘアアクセサリーで留めたりするだけでもおしゃれになりますので、ヘアアレンジを楽しんでみましょう。
ミディアムヘアの場合は、シニヨンかハーフアップにするのが定番です。
シニヨンヘアは、低めにまとめると上品な印象になります。
くるりんぱや三つ編みなどを使いながら、ふんわりまとめるとおしゃれ感がアップするのでおすすめです。
ハーフアップにする場合、三つ編みや編み込みを取り入れたり、コテで巻いてふんわり仕上げたりするとおしゃれな髪型になりますよ。
ロングヘアの場合も、シニヨンヘアや夜会巻きのようなアップスタイルが定番です。
どちらもアレンジの幅がある髪型ですので、ママの好みや衣装との相性を考えてヘアアレンジをすると良いでしょう。
いずれの髪型にする場合も、派手なヘアアレンジはしない、目立つヘアアクセサリーは付けないなどに気を付けて、上品さを損なわないようにしましょう。
お宮参りの写真はスタジオ撮影がおすすめ
お宮参りで欠かせないのが記念撮影ですよね。
一生に一度の伝統行事ですので、思い出をしっかりと写真に収めておきましょう。
撮影方法にはセルフ撮影、スタジオ撮影、個人カメラマンによる撮影などがありますが、特にスタジオ撮影がおすすめです。
スタジオ撮影なら、当日の天候に左右されず、外で長時間撮影することもないので赤ちゃんやママの負担も軽減されます。
また、衣装のレンタルやアルバム作成など、スタジオ撮影ならではのサービスがあるのも魅力です。
お宮参りでスタジオ撮影を利用される場合は、ぜひハピリィフォトスタジオをご検討ください。
ハピリィフォトスタジオでは、撮影用の衣装がレンタルでき、お参り用の掛け着もレンタル(有料)が可能です。
ごきょうだいのレンタルも承っておりますので、お兄さん・お姉さんも可愛い衣装でお参りができますよ。
その他にも、お得なセットプラン、豊富な撮影用小物、スマホでの店内撮影OK、家族撮影料金0円など、充実したサービスをご用意しております。
まとめ
今回は「お宮参りの洋装の選び方」をテーマに選ぶ際のポイントや注意点などを解説しました。
お宮参りは、赤ちゃんにとってもご家族にとっても大切な儀式です。
服装のマナーを守って、ご家族揃って参拝してくださいね。
また、生まれて間もない赤ちゃんや、産後間もないママには負担が大きい行事でもあります。
スタジオ撮影をお考えの場合は、後撮りを検討してみるのも良いですね。
ハピリィフォトスタジオに足を運んでいただいた際には、一生に一度の特別な日の思い出となるようスタッフ一同努めてまいります。